グライムスはなぜ「闘う」のか? その原動力を語る
2016.03.06 12:16
1月に東京と大阪で最新アルバム『アート・エンジェルズ』を引っ提げた来日公演を行ったグライムス。現在発売中の『ロッキング・オン』4月号には、この来日時のインタヴューが掲載されている。
歌詞やテーマに「闘い」がよく出てくることを問われると、グライムスは次のように答えた。
「だって私はとにかくファイティング・シーンを観るのが元々大好きだからね(笑)。戦いにはいつも夢中だったから。戦争とか戦争の歴史にすごく興味があって。とにかく歴史本を読み漁っているの。趣味なの(笑)」
また、環境問題にも興味があることに触れ、自身の考えをこう説明した。
「確かに“バタフライ”には、環境と闘うというテーマがあるわ。“ライフ・イン・ザ・ヴィヴィッド・ドリーム”の中にもそういう側面があると思うしね。
私はやっぱり環境戦士とかにすごく興味があるから。というのも、政府というのは、今ますます自分勝手なことをしていると思うのよ。だから、本当に未来は私達次第であり、もっと攻撃的に活動していかなくてはいけないし、未来は私達の手に委ねられていると思うの。
そういう面においては、私は正義感が強いとは思う(笑)。それは、私達の世代は、私達自身が生きている間にこの世が終わる可能性があるから。世界が終わる可能性がしっかりと見えているから」
その他、兄マック・ブーシェと共に監督したミュージック・ビデオ“キル・V.マイム”のインスピレーション源や、新作を作るにあたりブルース・スプリングスティーンの曲を参考にしたことなど、たくさんの撮り下ろし写真とともに、ユニークなグライムスの世界観を構成する要素や制作過程が明かされたインタヴューとなっている。
『ロッキング・オン』4月号の詳細はこちらから。
http://ro69.jp/product/magazine/detail/139419