スリップノットのコリィ・テイラー、N.W.A.のロックンロール名誉の殿堂入りを喜ぶ


6月からマリリン・マンソンとの北アメリカ・ツアーを予定しているスリップノットだが、コリィ・テイラーは今年の4月のロックンロール名誉の殿堂入り式典でN.W.A.が殿堂入りするのを楽しみにしていると語っている。

ローリング・ストーン誌の取材に応えたコリィは「すごく喜んでるよ。N.W.A.についてはスレイヤーに負けず劣らず影響を受けてるからね。メタリカにも引けを取らないよ」と語っている。

しかし、コリィはこれまでロックンロール名誉の殿堂についてはかなり批判的で、特にマドンナが2008年に殿堂入りしたことについての違和感を表明していて、そのことを次のように振り返っている。

「マドンナは誰かに自分も音楽を作ってみようっていう気持ちにさせたことないんだから。マドンナのおかげで俺も音楽をやろうって思い立ったロック野郎なんて、俺はひとりも思い浮かばないし。そこにはしっかり一線があるんだよ」

「ロックンロールをどう捉えるかっていう話になるんだろうけど、俺にはマドンナが書いた曲で、ロックンロールのような音だと思えたものは一曲もないから。でも、N.W.A.はヒップホップだったとしても、ロックンロールのように聴こえたし、それはそういうアティテュードがあったからなんだよ。それは『ファッキュー、これが本当の現実なんだ、おまえに聴かせてやるし、わからせてやるよ、っていうのは、俺たちはこう感じてるからなんだ』っていうものだったからなんだ。ロックンロールっていうのはそういうもんなんだよ」