カイザー・チーフスが「ダンス・ポップ化」した本当の理由とは

『rockin'on』2016年11月号 カイザー・チーフス インタビュー掲載
カイザー・チーフス『ステイ・トゥゲザー』発売中
『rockin'on』2016年11月号 発売中

10月7日(金)に2年ぶりとなるニュー・アルバム『ステイ・トゥギャザー』をリリースしたカイザー・チーフス。現在発売中の『ロッキング・オン』11月号には、ベーシストのサイモン・リックスが今作のリリースに際して語ったインタビューが掲載されている。

前作『エデュケーション、エデュケーション、エデュケーション&ウォー』で7年ぶりとなる全英チャート1位を獲得し、シーンの前線に返り咲いた彼ら。全英1位が今作の制作において自信に繋がったのではないかと訊かれ、サイモンは以下のように語った。

「たしかに自信になったけど、厄介なことになったって気持ちも正直あったよ。イギリスで2週連続1位になったのは予想外の展開でもあった。何年ぶりかに再び1位に返り咲いて注目を集めるなんて思いも寄らなかったから。でもさ、やっぱりカイザー・チーフスはハングリーでないと。それこそ、ファーストやセカンドの頃は、成功してやろう、売れてやろう、できるだけ多くのファンを獲得してやろう、ラジオでかかるようなヒット曲を出してやろうってがっついてたしね」

また、先行公開された今作の楽曲“パラシュート”によりダンス・ポップ化が指摘された彼らだが、バンドの音楽性についてサイモンは以下のように考えを述べている。

「うちのバンドはインディなのにポップとか言われるけど、自分の中ではアリというか、実際、紛れもないポップ・ソングをやってるつもりだし。だから、ポップ寄りになったとか言われると、正直、『今さら?』って。自分達としては昔から大真面目にポップをやってきたつもりだからね。ポップというか、要するに、ギターを使ってみんなに愛されるような曲を作るってことだよね」

この他にも、ニュー・オーダーに対して彼がシンパシーを感じる点や、10年前と現在のギター・バンドを取り巻く状況の変化についても語られたインタビューとなっている。

リリースの詳細は下記の通り。

■アルバム情報
アーティスト名:Kaiser Chiefs (カイザー・チーフス)
タイトル:Stay Together (ステイ・トゥギャザー)
日本盤発売日:2016年10月7日(金)
レーベル:Fiction / Hostess
定価:2,400円+税
※日本盤はボーナストラック、ライナーノーツ、歌詞対訳(予定)

<トラックリスト>
1. We Stay Together
2. Hole In My Soul
3. Parachute
4. Good Clean Fun
5. Why Do You Do It To Me?
6. Indoor Firework
7. Press Rewind
8. Happen In A Heartbeat
9. High Society
10. Sunday Morning
11. Still Waiting

iTunes:
https://itunes.apple.com/jp/album/stay-together/id1122453385?app=itunes&ls=1&at=11lwRX

『ロッキング・オン』11月号の詳細はこちらから。
http://www.rockinon.co.jp/product/magazine/143349