昨年11月にリリースした最新アルバム『ハードワイアード...トゥ・セルフディストラクト』がアメリカでプラチナヒットを記録しているメタリカだが、このアルバムに関し、ボーカル兼ギタリストのジェイムズ・ヘットフィールドとしては不満に思う点があるようだ。
『ハードワイアード...トゥ・セルフディストラクト』の制作当時、ギタリストのカーク・ハメットが自身のiPhoneを紛失してしまったことが話題になっていた。
iPhoneに保存していた約250本のリフのアイディアが失くなってしまい、バックアップも取っていなかったため250本のうちの「8個くらいしか思い出せない」と途方に暮れていたカークだが、このことがジェイムズ・ヘットフィールドを苛立たせてしまったようだ。
米ポッドキャスト番組「MELTDOWN ON WRIF」に出演したジェイムズは、同アルバム製作時のカークに関して以下のような発言をしていた。
それ(iPhoneを失くしたこと)が理由だって言うけどさ。それはそうだろうけど、パソコンにもデータが全くないっていうのも腑に落ちないんだよ。まあ何にせよ……カークはリフのアイディアを何個か提案してきて……「提案」ってのもバンド的にはあんまり良い言葉じゃないが。
普段、俺たちはテープに録音したアイディアを持ち寄って、みんなで集まってそこからベストなものを選ぶ。でも、(『ハードワイアード...~』の制作当時)カークはほとんど何も持ってこなかった。iPhoneを失くしたかもしれないけどさ、なんだかな……
また、米「METAL XS」のインタビューでも、この件について「カークは作曲に参加していない」、「ケータイを失くしたって話だけど、そもそも制作の過程にも参加してない」などと、カークがiPhoneを失くしたことを言い訳に制作に貢献しなかったという主旨の発言をしていたようだ。
関連記事はこちら。