NY出身のラッパーで、「ヒップホップ界のカート・コバーン」とも称されていたリル・ピープが亡くなった。複数の海外メディアの報道によると、ピープの死因は薬物の過剰摂取によるオーバードーズとみられている。21歳だった。
全身タトゥーで覆われたビジュアルや、過激な歌詞、ローファイやエモといったロック・サウンドを取り入れたヒップホップ・サウンドで「エモ・ラッパー」、「ヒップホック界のカート・コバーン」と呼ばれたピープは、SoundCloudにアップしたミックステープやオリジナル曲で話題を呼び、今年8月にデビュー・アルバム『Come Over When You’re Sober, Pt. 1』をリリースしたばかりだった。
逝去の報を受け、マネージャーのChase Ortegaが「この1年、ずっと予想していた電話がついに掛かってきた。なんてこった」とツイートしていた他、つい先週リル・ピープと「コラボの話をしていた」というマシュメロや、ディプロ、サム・スミス、ポスト・マローンも追悼のコメントをSNSに投稿している。
「Billboard」などが報じたところによると、リル・ピープの死因はザナックス(抗不安薬・筋弛緩薬)の過剰摂取によると見られているようだ。
アリゾナ州のツーソンのあるナイトクラブ、The Rockでライブを予定していたピープは、出演前にツアー・バスの中で亡くなっているところを発見されたのだという。
なおピープは死の直前、自身の写真とともに以下のようなコメントをInstagramに投稿している。