クイーンの伝記映画、シンガー監督の解任後新たな監督を発表。『キック・アス』出演のデクスター・フレッチャー


『X-MEN』シリーズなどで知られるブライアン・シンガー監督が撮影現場放棄を理由に『Bohemian Rhapsody(原題)』の監督を解任されたことは先日報じた通りだが、解任の発表からわずか2日で新たな監督が決定したことが公表された。

「Variety」によると新しく監督を務めるのはデクスター・フレッチャーで、あと2週間ほど残っている『Bohemian Rhapsody(原題)』の撮影を引き継ぐとのことだ。

デクスター・フレッチャーは俳優としても活動しており、『キック・アス』や『ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ』などへの出演で知られる。ブライアン・シンガー監督のように大作の監督経験はないものの、2014年の『ワイルド・ビル』で監督デビューを果たしたあと『サンシャイン 歌声が響く街』と『イーグル・ジャンプ』(日本未公開)の監督を務めている。

なお、シンガー監督は「監督と彼の家族のパーソナルな健康問題」によって度々不在を繰り返していた他、キャストやクルーとの間でも意見の相違で衝突していたと報じられていた。決定的な解任の理由となったのは、感謝祭の休暇のあとロンドンの撮影現場を3日間連続で不在にしたことのようだ。

『Bohemian Rhapsody(原題)』は当初と変わらず2018年の12月25日に全米公開されることも合わせて発表されている。