クリス・フェーンが脱退のスリップノット、元ボーカル再加入の噂も本人が完全否定。「単純に、もう彼らのことを知らない」


8月9日にニュー・アルバムのリリースを控える中、パーカッショニストのクリス・フェーンが脱退したスリップノットだが、元ボーカルのアンダース・コルセフニのバンドへの再加入の噂が立つも、これを本人が否定するコメントを出したことが明らかになった。

コルセフニは、ショーン・“クラウン”・クラハンらと並びスリップノット結成時のメンバーであり、1996年にインディ・リリースした『Mate. Feed. Kill. Repeat.』でリード・ボーカルを務めている。

「Blabbermouth」によると、アンダースが再加入するという話はTwitterから出たものとのこと。

あるファンがTwitter上で、クリス・フェンの代わりにコルセフニを再加入させればいいのではないかと提案し、このツイートに対しコリィが「そうなったら最高」と返信(現在は削除済み)していたのだという。

そして現地時間3月23日、コルセフニはこの再加入の噂を一蹴し、自身のFacebookページに次のように綴っている。

「これから出てくるかもしれない、俺とバンドの欠員に関するスリップノット側のコメントの気まずさをなくすために言っておく。俺は絶対に、スリップノットには再加入しない。

これは別に敵意とかそういうことではない。単純に、もう彼らのことを知らないんだよ」

なお、クリス・フェーンは報酬をめぐり、バンドを相手取り訴訟を起こしたと報じられていた最中での脱退となっている。

フェーンはこれまでスリップノットのツアーやマーチャンダイジングでの収益がひとつの会社に集約されており、その会社のみから、バンドの収益がメンバーに報酬として割り当てられていたと認識していたとのこと。

しかし他のメンバーたちが自身に知らせぬままいくつかの州に支社を構え、それらの支社にもバンドの収益が報酬として分配されていたことを発見したと主張しており、このことを理由に脱退を決意したと報じられている。

なお、3月18日の時点でスリップノットの公式サイトで公開されていたクリス・フェーンの脱退に関するコメントだが、本記事執筆時点ではそのコメントが削除されている。