昨年リリースされた最新アルバム『ネット上の人間関係についての簡単な調査』が各音楽メディアで高い評価を受け、8月には「サマーソニック2019」に出演のため来日することも決定しているThe 1975。
『ロッキング・オン』8月号では、バンド自体の評価も一変した最新アルバムについて、フロントマン、マシュー・ヒーリーが答えたインタビューを掲載している。
イギリスの中流階級で生まれ育ったマシューとバンドは、その環境もあってか当初はメディアなどから冷遇されていた。
そんな状況をマシューは冷静に見つめ、自分が求めるものに集中し、そして常に野心を抱いていた。腕に刻まれている「弱いメッセージは悪い状況を招く」というタトゥーにも垣間見られるその強い意志について、マシューは以下のように答えた。
弱いメッセージに存在の余地はない。僕は強いメッセージを発したいし、みんなにも僕の言うことを心から信じてほしい。誰にもメッセージを目にとめてもらえないなんていうのはごめんだね。
そんな意志を持つマシューは、最新アルバムでも強いメッセージにこだわっている。ドラッグの乱用などで多くの失敗を経験したマシューは、その体験を打ち明けることが自身の責任でもあると語っている。
自分に光を当てれば、ほかの人にも光を当てることになる。僕は自分を不安にするようなことについて話している時のほうが安心できる。たくさんの若い人たちと会ってわかったのは、僕のそういうやり方が、みんなに力を与えられるということなんだ。
僕が曲の中で表現しているのは、自分のパーソナリティの中でもとても立派だとは言えない部分だ。でもそうすることで、音楽を聴いてくれた人たちは、自分の中にある同じ部分を認められるようになる。
僕は散々バカをやってきた。みんなつらい目に遭ってきたけれど、僕はそういう場面に遭遇することが多かった。だから、そのことを正直に打ち明けることは、自分の責任だと感じている。このままでいいんだと、みんなに安心してもらうためにね。
インタビューではその他にも、現在のマシューの原点ともなった幼い頃のエピソードや、作曲時のルールなどについても語られている。その全容は、ぜひ『ロッキング・オン』8月号をチェックしてほしい。
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