【JAPAN最新号】ポルカドットスティングレイ、今、リアルな心情を吐露する最新曲“FREE”を世に出した理由。揺るぎない信念とクリエイターとしての覚悟を語る

私の気持ちを歌った歌を、ポルカドットスティングレイ4人の音だけで表現してる曲だから、ポルカの核みたいなものを感じてほしくて(雫)

現在発売中の『ROCKIN'ON JAPAN』10月号にポルカドットスティングレイが登場!

今、リアルな心情を吐露する最新曲“FREE”を世に出した理由。
揺るぎない信念とクリエイターとしての覚悟を語る

インタビュー=海津亮


1月リリースのミニアルバム『新世紀』を経て、3月に配信された“JET”に続く2020年2作目となる配信曲である。「#私は自由」というハッシュタグをつけたこの新曲は“FREE”。「日本中が外出自粛する中、SNSを見ていて、私が思ったことをそのまま曲にしました。皆様へのメッセージです。今回私が書くべきなのは私の意志であると、なんとなく思ったからです」と雫は語っている。なぜそう思ったのだろう。本来だったら結成5周年の今年、ポルカはキャリア最大規模のライブやツアーを行い、高性能なエンタテインメントユニットとして何かを考える余裕などなく全開で攻撃的に疾走していたはずである。だが、この予期せぬ事態の中、突然生まれた時間に戸惑いながら“FREE”が生まれてきた。雫はこれまで常に自分たちが求められることに向き合ってきた。自分が何を言いたいかは二の次で。「別に伝えたいことないから」というのは彼女特有の遜りだが、求められることに謙虚で誠実なのがポルカの作品作りの基本だったと思う。明らかに異質な“FREE”はなぜ作られたのか。今、これを世に出す理由が知りたかった。(海津亮)

(『ROCKIN'ON JAPAN』2020年10月号より抜粋)

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『ROCKIN'ON JAPAN』2020年10月号
別冊平手友梨奈