「『エナジー』の意味するものは、アイデア群が最初にぶつかって生じるエネルギッシュな爆発というか。前もって200曲準備できても、実際に爆発が起きるのはそのうち10、11曲くらい。不思議なプロセスだったな」
実に5年ぶりのアルバムと共にディスクロージャーが戻ってくる。サード・アルバム『エナジー』は文字通りはちきれんばかりにアイデアとビートが詰まったご機嫌なダンス・レコードで、ディスコ、テクノ、ハウス、ガラージ、ダブステップ、アフロビート、ラップ、R&Bと多彩な話法をポップにフュージョンする感性も実にイギリスらしく痛快! 人気におごることなく充電期間中に音楽を聴き漁っていたという彼らは万国共通言語としての「音楽と踊り」の暗号を解読した。そこに生まれる忘我の快感とエネルギーの交流を様々な角度から追求したこのアルバムは、あなたの心の中のダンス・フロアに電流を流してくれるはずだ。会心の成長作で新たな「UKダンス番長」の先頭に躍り出たディスクロージャー兄ことガイ・ローレンスに今作を語ってもらった。(坂本麻里子)
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