アーケイド・ファイア、1年の休暇を経て再始動

アーケイド・ファイアのウィン・バトラーが、1年の休暇を経た今、バンドは3rdアルバムに向けて万全の態勢にあると話している。

2008年2月の『ネオン・バイブル』の世界ツアー終了以降、アーケイド・ファイアに目立った活動はなかったが、今はふたたび楽曲の製作に取り掛かろうと考えている、とバトラーはモントリオール・ガゼット紙のインタビューで語った。

「僕らは今とてもクリエイティブな気分なんだ。バンドとして、とてもいい状態にあると思うよ」「去年はこの5年で初めての休暇だった。全員リフレッシュして気力が漲っているよ。そろそろ音楽を始めたいね」とコメントしている。

バトラーは続けてアーケイド・ファイアが映像作品『ミロワール・ノワール』を完成し、リリースできたことへの驚きについて話した。

このドキュメンタリー作品の撮影について、「映像で僕らの本質をとらえるのは難しいんだよね」「映像作品のプロジェクトはこれまでもいくつかあったんだけど、いつもうまくいかなかった。(この作品が)完成しただけでもう大成功みたいなものさ。とても嬉しいよ。僕は面白いものができたと思っているけど、バンドのみんなもそう思ってるんじゃないかな。それが一番大事なことだよね」と語っている。

また、バトラーはこのインタビューでアメリカの大統領バラク・オバマのことも称えている。

「ここに来る前、バラクが話しているのをテレビで見たんだ」と、彼は言う。「カリフォルニアのタウン・ホールで会合を開くらしいね。こんなおかしな世の中だからさ、賢い人が責任のある立場にいてくれるのはとても嬉しいよ」

以前から報じられているように、アーケイド・ファイアはスパイク・ジョーンズの新作映画『Where the Wild Things Are』のために“ウェイク・アップ”の新バージョンをレコーディング済み。

噂ではヤー・ヤー・ヤーズの中心人物カレンOもそのプロジェクトに関わっているという。

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