ニュー・アルバム『ザ・フォール』を11月11日に日本先行リリースするノラ・ジョーンズ。この最新作の収録曲がベックとビースティ・ボーイズ、サンティゴールドによってリミックスされることが明らかになった。

キングス・オブ・レオンやトム・ウェイツ、モデスト・マウスらを手がけたジャクワイア・キングをプロデューサーに迎え、ライアン・アダムスらと共作を行って新しい方向を目指したノラ・ジョーンズの新作『ザ・フォール』。エンターテインメント・ウィークリー誌の取材に対し、ノラはリミックス企画について語った。

「最近のレコード業界の動向からすると、どんな作品にもボーナス的な内容が必要なのよね。だから尊敬している人たちにリミックスをしてもらうことにした。ビースティ・ボーイズが1曲、それにベックとサンティゴールド。私はサンティゴールドが好きなの。彼女のレコードにはインスパイアされるところがあって、私も（アルバムの）いろんな部分でちょっとした工夫を施してみたりした。あの人の歌ってすごいポップ・ソングだったりするんだけど、その演奏は本当にクールで、エレクトロニックなのにオーガニックに聴こえたりするのよね。自分のアルバムでもそういうサウンドに挑戦しようと思った」

また、ベックは『ザ・フォール』のプロデューサー候補でもあったのだそうだ。「ある時点では、『うん、私が一緒に演奏してみたい人たちはベックと共演した人ばかりだから、ベックにプロデュースを頼むべきなのかも』と思ったりもしたのよ。結局やめちゃったけどね」