ブライアン・フェリーは新しいソロ・アルバムで、レディオヘッド、プライマル・スクリーム、シザー・シスターズ、グルーヴ・アルマダなど、そうそうたる豪華な顔ぶれとのコラボレーションを行っていることが明らかになった。
『Olympia』と題されたこの新作にはさらにピンク・フロイドのデイヴ・ギルモア、レッド・ホット・チリ・ペッパーズのフリー、ナイル・ロジャーズやマーカス・ミラーなども参加している。レディオヘッドからはジョニー・グリーンウッド、プライマル・スクリームからはマニが参加している。
ほかにもブライアン・イーノ、フィル・マンザネラ、アンディ・マッケイという元ロキシー・ミュージックの面々と制作したトラックも収録していて、特にブライアン・イーノも含めた顔ぶれで作業を行ったのは73年の『フォー・ユア・プレジャーズ』以来のこととなる。06年にブライアン・イーノはオリジナル・ドラマーのポール・トンプソンらも含めた顔ぶれのロキシー・ミュージックとしてレコーディングを行ったことを明らかにしているが、この音源が収録されているのかどうかはまだ不明。
07年のブライアン・フェリーのアルバム『ディラネスク』に続くソロ新作となるこの作品は新曲8曲と、ティム・バックリーの“ソング・トゥ・ザ・サイレン”やスティーヴ・ウィンウッドが率いたトラフィックの“ノー・フェイス・ノー・ネーム・ノー・ナンバー”のカバーが収録されている。
ファースト・シングルとなる“You Can Dance”は8月9日リリースで、ビデオはロンドンのウィルトンズ・ミュージック・ホールで撮影されたもの。アルバムは10月25日リリースになる。
その一方でロキシー・ミュージックは7月19日にロンドンで行われるラヴボックス・フェスのヘッドライナーを務めることになる。その後はフジロックで来日の予定だ。
また、ロンドンで開催されているロンドン・インターナショナル・ファイン・アーツ・フェアにブライアンは自身のアート・コレクションの展覧会を出展している。
『Olympia』のトラックリスティングは以下の通り:
01 You Can Dance
02 Alphaville
03 Heartache by Numbers
04 Me Oh My
05 Shameless
06 Song to the Siren
07 No Face, No Name, No Number
08 BF Bass (Ode to Olympia)
09 Reason or Rhyme
10 Tender Is the Night
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