アンダーワールドのカール「前作にはクラブでかけられるようなトラックがなかった」

2010年作 『バーキング』

3年ぶり6枚目の新作『バーキング』のリリースを9月2日に控えたアンダーワールドだが、7月31日発売の「rockin’on 9月号」ではカール・ハイドのロング・インタビューを掲載。本人がニュー・アルバムと自身のキャリアについて語っている。

前作『オブリヴィオン・ウィズ・ベルズ』を経ての今作は、フロア・ライクなサウンドを意識し、曲ごとにプロデューサーを呼びコラボレートする、という新しいアプローチで制作されている。アルバムの手応えについてカールは、

「このアルバムは、ものすごいエネルギーに満ちた作品だから、もっとアルバムを制作していきたいし、もっとやっていきたい活動もいろいろ思い浮かぶし、そういうことに関して僕に尽きることのないほどの明るい展望や希望をもたらしてくれる作品になったんだよね」

と語った。その一方、前作『オブリヴィオン・ウィズ・ベルズ』について訊かれると、

「僕たちがクラブでかけられるようなトラックがあまりなかったし、ステージでやれるような曲も少なくて、それはかなり前作の際立った性格になってたんだよね。で、もう、そういうのはいいかなって思ってたんだよ。自分たちのルーツから最も遠いところまできちゃったし、離れていくのはそこまででいいんじゃないかっていうね」

と答えている。

そんなアンダーワールドだが、ニュー・アルバム『バーキング』を引っさげての来日公演が10月に行なわれる。公演日程は、10月6日(水)Zepp Osaka、7日(木)と8日(金)Zepp Tokyoの三日間。フジ・ロック・フェスティバルの会場での限定先行販売も行われる。