ヨンシーがインストア・ライブを中止。理由は「観客が近すぎる……」

2010年作 『ゴー』

春から『GO』を引っ提げて断続的にソロ・ツアーを続けてきているシガー・ロスのヨンシーだが、北アメリカでのインストア・ライブ・ツアーの残りの予定をすべて中止にしたことが明らかになった。

ヨンシーはアコースティックによるインストア・ライブを計6回予定していたが、10月17日にロスアンジェルスのオリガミ・ヴァイナイルで行われたインストア・ライブの後、残りのインストア・ツアーをすべてキャンセルした。

ヨンシーのマネジメントは今回の中止はヨンシーにとって、オーディエンスと極度に近いライブ環境が「過去10年間にわたるライブ活動のなかでも最も居心地の悪い体験となった」からだと説明している。

「ヨンシーはインストア・ライブが現実的にはうまくいかないのではないかと、当初からかなり訝しく思っていました」とヨンシーのオフィシャルHPでマネジメントからの声明で説明されている。「先日、ロスアンジェルスのオリガミ・レコード店で日中の光のなかでファンと顔をつきあせるほどの近さで対面してみたところ、ヨンシーはこの環境のなかでは自身がきちんと力を発揮できないと、瞬間的に自覚し、それは否定できようのない確信へと変わりました」。

「これは間違いなく、ヨンシーの過去10年間にわたるライブ活動のなかでも最も居心地の悪い体験となりました」と声明は続く。「結果として、当マネジメントとしては2度とヨンシーをそれほど辛い前線に立たせる予定はしておりません」。

ただし、通常の会場を使ったライブは予定通り行われているので、12月の来日には影響はないと思われる。

(c) NME.COM / IPC Media 2010