マイ・ケミカル・ロマンス、新作『デンジャー・デイズ』が「最後の大冒険だ」と語る

11月24日発売 『デンジャー・デイズ』

マイ・ケミカル・ロマンスは新作『デンジャー・デイズ』が「最後の大冒険だ」と語り、最後の作品であるかもしれないことをほのめかしている。

ボーカルのジェラルド・ウェイは、『デンジャー・デイズ』の制作ではバンドとしてどういう曲を収録していくことにするかを「野蛮なまでに厳しく」した結果、今作の最初の試みを全部ボツにしたとサンデー・タイムス紙に打ち明けている。

「1年前にこうやって話していたらね、ファーストとセカンド・シングルとして話していたであろう曲はもう今では存在しなくなってしまったんだ。アルバムをまるごと書き直したんだよ」とジェラルドは語る。

11月24日にリリースされるこの新作のセッションではさらにドラマーのボブ・ブライアーがバンドを去るという事態まで生んだ。

「このアルバムはぼくたちにとって最後の大冒険になるかもしれないんだ。だから、もう一度作り直さなきゃならなかったし、これだけのお金もかけたんだし、どうやって観せていくかってことでもこれからもどんどんお金を遣っていくつもりなのもそのせいなんだよ」とジェラルドは説明する。

さらにジェラルドは06年の前作『ブラック・パレード』のツアーやキャンペーンに不満だったことを述べていて「悲惨なツアー」に成り果ててしまったとも語っている。「『ブラック・パレード』ではしっかり問題提起をしなかったから、もの悲しさと誤解ばかりが残ることになっちゃったんだよな」。

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