2月26日のオーストラリアのブリスベイン公演から世界ツアーに乗り出す一方で、新作も制作中だというクイーンズ・オブ・ザ・ストーンエイジだが、ギターのトロイ・ヴァン・リューエンがとんでもない事件について明らかにしている。
「すごいヤバい話聞きたいって? 聞きたいよな、そりゃあ。実はさ」とトロイはオーストラリアのファスター・ラウダー誌に語っている。「俺たち、ミュンヘンでライブをやった時に会場のバックステージで盲腸手術をやったことがあるんだよね。しかし、麻酔はなかったんだ。実際、こういう手術をどうやってやるのか俺はよく知ってるんだよ。ただ、その日はたまたま飲みすぎてたってこともあるんだよな。ま、その女の子は今も無事で元気にしてるよ」。
どうも楽屋まで押しかけた盲腸炎をこじらせていたファンがその場で倒れてしまって、トロイが処置にあたったということらしい。ただ、記者からもっと詳しくと訊かれると、トロイは「いや、これはちょっと法的な問題になってくるから。医学的に切ったかどうかっていう法律の問題になってくるから、これ以上のことは言えないんだよな」と言葉を濁してしまっている。
なお、2007年の『エラ・ヴルガリス』に続く新作制作の経過についてトロイはこう語っている。「まだ作品のかなり初期の段階にあるっていうか。いろいろソングライティングをやっているっていうところだよ。俺たちってあんまりやってることをせっつかないバンドだからね、自然と成るように任せるし、今もいろいろ起きてるところなんだよ。今年はデビュー盤の再発もあるから、ツアーもある程度やって、レコーディングもやっていくっていう感じなんだ。クリエイティヴな一年にはなると思うし、それはいいことだと思うけど、まだまだ初期段階だと思う」。
ちなみにバンドはオーストラリア・ツアーのあとはアメリカとヨーロッパを回る予定になっている。