アークティック・モンキーズのアレックス・ターナーはファーストの“アイ・ベット・ユー・ルック・グッド・オン・ザ・ダンスフロアー”とは一度「仲違いしていた」と語っている。
NMEとの動画インタビューに応えたアレックスは、このトラックへの熱を一時は失いかけたけれども、「今ではやっててこれまでで最も楽しい」と語っている。
“アイ・ベット・ユー・ルック・グッド・オン・ザ・ダンスフロアー”は2005年にリリースされた当時チャート1位に輝き、NMEのオンライン投票では過去15年のうちのベスト・ソング・リストで11位の座に輝いている。
「今じゃ、やっててこれまでで最も楽しいんだけどね。どっかの時点でなんか仲違いしちゃったっていう感じかな。でも、どの曲もどっかで必ず仲違いするものなんだ。でも、もうライブでやらないなんて想像できないし、セットをやっててこの曲が巡ってくると……単純に楽しいんだよね。みんなこの曲をやるのを楽しんでるんだよ」
さらにアレックスはファースト『ホワットエヴァー・ピープル・セイ・アイ・アム、ザッツ・ホワット・アイム・ノット』用にこの曲をレコーディングを仕上げようとしていた時にはすでにこの曲のビデオがテレビでは放映されていたという事情を明かしている。
「おかしいのはさ、この曲のレコーディングをしていた時にもうビデオは放映されてたんだよね」とアレックスは振り返っている。「だからさ、誰かが別な部屋でテレビを観てたりすると『早く早く! 俺たちMTVに出てんだぜ!』ってことになっちゃったりしてね。どうしてそうなっちゃったかっていうと、ビデオには別なレコーディング音源を使ってるからで、あれはテレビ・スタジオで録ったものをそのまま使ってるんだよ」。
また、アレックスはこの曲がうまくいったのはドラムのマット・ヘルダーズによるところが大きいと語っている。「この曲はもともとは全部、冒頭のマットのドラムで始まったものなんだ。マットのあのドラムのパートは一番最初にできたパートだったんだよ。俺はリード・ギターを弾いてるけど、それがどこでどう形になったのかはもう憶えてないな。どんなリハーサル・ルームでやってて曲に仕上がったのかも憶えてねえよ」。
「ただ、マットがあれを叩いてたのはよく憶えてるんだ。ま、きっとマットがどっかで憶えたかアレンジした練習フレーズかなんかだったんだろうけど、あれのテンポをすごく速くして、どんどん速くしながら叩いてたんだよ。あの頃の曲は結構、マットが叩いてたものが元になってたりするんだよ。マットはほとんどリフとか、リードとかもドラムで叩こうとするやつだから」
アレックスの動画インタビューはこちらから→
http://www.nme.com/nme-video/arctic-monkeys---how-we-wrote-i-bet-you-look-good-on-the-dancefloor/1211868218001
NMEの過去15年のベスト・ソングのトップ20は以下のとおり:
1. Radiohead – 'Paranoid Android'
2. Arcade Fire – 'Rebellion (Lies)'
3. Outkast – 'Hey Ya!'
4. The Strokes – 'Last Nite'
5. The Killers – 'Mr. Brightside'
6. The White Stripes – 'Fell In Love With A Girl'
7. Hot Chip – 'Over And Over'
8. Amy Winehouse – 'Rehab'
9. The Verve – 'Bittersweet Symphony'
10. The Libertines – 'Time For Heroes'
11. Arctic Monkeys – 'I Bet You Look Good On The Dancefloor'
12. MGMT – 'Time To Pretend'
13. Jay –Z & Alicia Keys – 'Empire State Of Mind'
14. Foals – 'Spanish Sahara'
15. MIA – 'Paper Planes'
16. Beyoncé – 'Crazy In Love'
17. Missy Elliot – 'Get Ur Freak On'
18. Queens Of The Stone Age – 'No One Knows'
19. Justice Vs. Simian – 'We Are Your Friends'
20. Bloc Party – 'Banquet'
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