エイミー・ワインハウスの死因が確定。アルコールの過剰摂取による「事故死」

2006年作『バック・トゥ・ブラック』

7月23日に27歳で急死したエイミー・ワインハウスの死因について検死結果が10月26日に発表されたが、それによればエイミーの死亡理由は過剰なアルコール摂取で、交通法の飲酒運転と判断される基準の4.5倍ものアルコールを死の当日にエイミーが摂取していたことが明らかになった。

検死報告はセイント・パンクラス検死法廷で行われたが、過剰なアルコール摂取による「事故死」と死因が判定されたとBBCが伝えている。

報告はスザンヌ・グリーンウェイ検死官によって行われたが、その報告によれば「当人はアルコールを血液1デシリットルにつき416ミリグラム相当含まれるほど摂取しており、この危険な状態により当人の突然で予期せぬ死という思いがけない結果をもたらされたと思われる」とのことだ。

エイミーが死亡した状態で発見されたカムデンの自宅からはウォッカの空瓶が3本(内訳は大きいものが2本、小さいものが1本)発見されており、これにより血液100ミリリットル中アルコールが416ミリグラム摘出されるという結果に繋がった。イギリスの交通法では100ミリリットル中に80ミリグラム検出されると飲酒運転とみなされる。

これまでの報道ではエイミーはアルコールをやめたことから起こした禁断症状による発作で亡くなったのではないかと指摘されていたが、今回の報告で実は過剰なアルコール摂取が原因であったことが判明した。

また、死の直後にはエイミーの死因は薬物の過剰摂取だったのではないかともいわれていたが、夏に発表された薬物反応検査の報告によりエイミーの体組織からは「違法な薬物成分」は発見されていなかったことが明らかになっていた。

さらにエイミーの死因についての報告書が誤って一般人のもとへ郵送されていたという事故も10月23日に発覚しているが、この不手際についての調査も進行中だと警察は発表している。


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