9月に名作『悪夢へようこそ』の続編となる新作『Welcome 2 My Nightmare』をリリースしたアリス・クーパーだが、本人役として出演しているティム・バートン監督の新作映画『Dark Shadows』で主役を張っているジョニー・デップについて素晴らしい役者だとNMEとの動画インタヴューで絶賛している。
「ジョニー・デップのことはあの名優ロン・チェイニーにちなんで、ロン・チェイニー3世と呼ばせてもらっているよ。ジョニーはまさに千の顔を持つ男だからね。どの映画をやっても、ジョニーはほかの役者には絶対に思いつかないような形でまた新しいキャラクターになってみせてくれるから。本当にすごいもんだよ。そういうことを実際にやっている、本当に素晴らしい役者なんだよ」
ジョニー・デップは今年の6月にはロンドンの100クラブで行ったアリスのライヴに飛び入りしてギターを披露したりもしている。
映画の方は60年代後半から70年代にかけて大ヒットしたテレビ・シリーズのリメイクで、18世紀のアメリカで魔女に吸血鬼にされて埋められてしまった主人公が1970年代に蘇ると、自分の子孫の情けない体たらくに嘆いてしまうという内容。オリジナルのシリーズについてアリスは「あれは実に意外なヒットだったよね。ヒットになるべき作品じゃなかったからさ。昔はね、今みたいに吸血鬼ものって受けなかったはずだったんだよ」と説明している。
また、アリスはメタリカとルー・リードのコラボ作品『LULU』についてイギー・ポップとアバの共演のようにショッキングで楽しみにしていると語っている。「すごく聴きたいよ。ルー・リードの歌詞って暗い時はどん底まで暗いからね、これとメタリカのステロイド剤的巨大サウンドと組み合わさって、どう溶け合うのか、聴きたいところだね」。
『Dark Shadows』とジョニー・デップ、『LULU』について語るアリスの動画はこちらから→
http://www.nme.com/nme-video/alice-cooper---johnny-depp-is-the-man-of-a-thousand-faces/1250312087001
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