オッド・フューチャー(OFWGKTA)のフランク・オーシャンは現在制作中のソロ・アルバムでカニエ・ウェストと共演するオファーを断ったことを明らかにしている。
フランクはカニエとジェイ・Zのコラボ・アルバム『ウォッチ・ザ・スローン』に客演してヴォーカルを提供しているが、BBCラジオのゼイン・ロウの番組に出演した際に、自身のソロ・アルバムでのカニエとの共演については断ったことを明らかにしている。
「だから、こう言ったんだよ、あなたとはものすごく一緒にやりたいんですけど、でも、それと同時にあなたの協力なしにやってみたくもあるんです。あなたなしでやり通したいんです。自分だけでやってみたい感じなんですよねってね」
フランクは『ウォッチ・ザ・スローン』でジェイ・Zやカニエと共演して居合わせた際には緊張して冷や汗をかいたとこれまでに語っているが、自身の新作の完成は近いと明らかにしている。「アルバムそのものがもう書けてるし、あとはプロデュースをどうまとめようかなっていうね。あらゆる要素の音が満足のいくものにもっていくっていうか」とフランクは語っている。
「このアルバムを書き出した時からそれはずっと言ってきたんだよね。自分でもうまくパフォーマンスができる作品にしたかったんだ。いい形でステージに移し替えていけるっていうか。いい感じになってるし、うまくいってると思うよ」
その一方でオッド・フューチャーのメンバーでメロウハイプの片割れでもあるレフト・ブレインことヴァイロン・ターナーはライヴで女性写真家をひっぱたいたとして、暴行罪で訴えられている。もともと事件は10月30日にニューオルリーンズでのフェスティヴァル出演で起きたもので、タイラー・ザ・クリエイターやレフト・ブレインはある程度時間が過ぎたらカメラマンの集団はステージ前のピットから退去するようにとほのめかし、レスト・ブレインがカメラマンの一団を追い払おうとしているうちに女性写真家のエイミー・ハリスをひっぱたいてしまったという経緯があった。
ハリスは当初レフト・ブレインを訴えないとしていたが、その後のバンド側とレフト・ブレインに誠意が感じられないとして、訴えを起こす方向に態度を硬化させた。
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