ニッキー・ミナージュ、デビュー前にセクシー路線のイメージ・キャラはあまりにも退屈なのでやめたと語る

2011年作『ピンク・フライデー』

4月4 日に『ピンク・フライデー』に新録曲を加えた拡大盤『ロマン:リローデッド』をリリースするニッキー・ミナージュだが、セクシーなイメージを打ち出すことには退屈なので辟易していると語っている。

デイリー・テレグラフ紙とのインタヴューでニッキーはヒップホップ界で成功するためにもド派手なイメージを打ち出さなければならないというプレッシャーに見舞われたこともあったが、自分のパーソナリティを充分に表現できていないと自覚してその路線を変えたと語っている。

「ラップをマジでやろうと決めた頃、わたしにすごく近かった人たちみんなから『こんなふうに服を着て、こんなふうに口をきいて、こんなふうにラップをしろ』って言われて、なんだかスーパー籠の鳥って感じになっちゃって」

「そうしなきゃいけないんだって思ってたんだけど。でも、すごい退屈で。いわゆるセクシー路線っていうの? っていうか、女の子だったら確かにセクシーになりたいけど、でも、それ以外の顔だってたくさんあるんだから」

さらに自分のペルソナを変えたことを次のように説明している。「アルバムが出る直前くらいになって、なんか自分のパーソナリティを隠してるような気分になって。特にわたしのコメディ的な顔とか。それでなんで自分のほんの一部だけしか見せないようにしてるんだろうって疑問に思っちゃったのね」。

なお、ニッキーのニュー・シングル“Stupid Hoe”のヴィデオ・クリップはブラック・ミュージック全般を専門とする放送局BETでは放送禁止となっている。また、2月5日にはニッキーはマドンナのスーパーボウル・ハーフタイム・ショーにM.I.A.と一緒に“Gimme All Your Luvin'”のパフォーマンスに客演した。さらに先頃、エミネムを抜いてツイッターで最もフォローされているヒップホップ・アーティストにもなっている。ニッキーは作中キャラをさまざまに使い分けることでも知られているが、新作はニッキーの別人格で、ゲイの男子であるロマンを前面に打ち出した曲が多く収録されるという。

“Stupid Hoe”のヴィデオはこちらから→
http://www.youtube.com/watch?v=T6j4f8cHBIM&feature=player_embedded


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