スリップノットは2008年の『オール・ホープ・イズ・ゴーン』以来となる新作に取りかかるためスタジオ入りするとメンバーであるDJシド・ウィルソンが明らかにしている。
2010年5月にベースのポール・グレイが急死したスリップノットだが、バンドはここ数か月の間、スタジオ入りする可能性が高いことをほのめかしてはいたものの具体的にいつということには触れないできた。
しかし、ここにきてシドはヴォーカルのコーリー・テイラーが自身の別プロジェクト、ストーン・サワーのツアーを終えた後、来年の初頭からスタジオ入りして新作制作に取りかかると明らかにしている。シドは次のように語っている。
「夏にはメイヘム・フェスティヴァルへの出番があって、冬にかけて休みを取ってからストーン・サワーのツアーが終わったら、スリップノットとしてキッチンに籠ることになるよ。実際にはストーン・サワーのツアーが終わる前から俺たちはスタジオに入って、コーリーが戻ってくるまでに鉄を熱くしておくから」
また、ポール抜きのレコーディングにどう臨むつもりかと訊かれてシドはこう説明している。「大変だろうとは思うし、簡単ではないはずだと思うよ。でも、俺たちの人生にとってスリップノットはなによりも重要なものだし、そのためなら俺たちはいつだって戻ってくるつもりなんだ。必ずやり遂げてみせる。もう興奮しているし、いつでも来いっていう感じだよ」。
「もう人の噂は聞き飽きたし、そろそろ実行を見せる頃合いだよ。俺たちが一緒になると、強烈なものになるし、俺たちはライヴでのあのエネルギーをしっかり導いてやらなきゃならないんだ。俺たちがいつものように一緒になれば、ものすごく獰猛なものになるはずだよ」
なお、スリップノットはスレイヤー、モーターヘッド、アンスラックスらとともにツアー形式のフェスティヴァルであるメイヘム・フェスにヘッドライナー出演する予定になっている。
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