ブロック・パーティのケリー・オケレケは新作『Four』についてかなり直感的で対決的な作品だと語っている。
アルバムは8月15日に日本先行リリースが予定されているが、ケリーは今度のアルバムが昨今の世界事情の「危機や騒乱」から影響を受けていると『ローリング・ストーン』誌に語っている。
暴動やデモや世界各地の政情不安の報道映像を観ていてクリエイティヴなインスピレーションを受けたとしているケリーは次のように語っている。「ぼくは子供の頃からクリエイティヴだったからね。ぼくにはそれがいつもセラピーになってきたんだ。こういう危機や騒乱の時代においては作品を作る必要性を感じてしまうんだろうね」
さらにケリーは次のように説明している。「ぼくの外界との唯一の接点となるものがこうしたドラマティックな映像ばかりだったから、影響を受けないわけがなかったよね」。
また、インディ・レーベルに契約をあらためたことでロー・ファイなレコーディング・アプローチを取り戻そうと試みていることは認めながらも、新作の手応えについては語るのをためらっていることを明らかにしている。
「作品がどういう意味を持つものなのか、また何についてのものなのか、そうしたことに語るのはちょっと気を付けるようにしてるんだよ。リスナーやファンのみんながぼくたちのレコードを買って聴き込んでくれて、ぼくにもわからなかったようなニュアンスを発見したり、意味を読み取ったりしてくれた方がおもしろいんじゃないかと思うんだ」
また、バンドはアルバムからのファースト・シングルとなる“オクトパス”を7月10日に公開した。また、バンドは10月イギリス・ツアーに乗り出すという。
“オクトパス”のヴィデオはこちらから。
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