藤巻亮太、ソロデビューアルバム『オオカミ青年』のすべてを語る


10月17日(水)に待望のソロファーストアルバム『オオカミ青年』をリリースする藤巻亮太。彼がその新作について、自身のキャリアについて語るロングインタヴューが9月29日(土)発売の『ロッキング・オン・ジャパン11月号』に掲載されている。


「ソロでやりたかったことって、自分の外側にポップスみたいなものを求めて探しに行くっていうんじゃなくて、自分の内側にポップスみたいなものを探して何かを掘っていくっていう作業になってて、そこなんだと思うんですよね」と語る藤巻。その言葉通り、新作は藤巻亮太のすべてがありのままに表現されたアルバムだ。装飾的な楽曲のアレンジもなく、シンプルかつストレートな作品となっているのだが、アルバムタイトルにもなっている楽曲、“オオカミ青年”が誕生したことで「ソロやろうって腹が括れた」のだと藤巻は振り返る。

「“オオカミ青年”っていう曲ができた時に、自分はソロやろうって腹が括れたんですよね。まあ、“オオカミ青年”っていうのはその、自分の中の協調性とかバランスとか、ヒツジみたいな部分と、オオカミみたいな自分がせめぎ合うっていうことを自分の中で確認した曲な気がしていて」

彼の中でレミオロメンとして活動していた時と較べどんな変化があったのか。インタヴューの後半、藤巻は自身の中でおこった心境の移り変わりについても赤裸々に告白している。

「誰かに求められて書いたわけじゃないっていうのがすごく一番大きい。バンドとしての何かで書くとかっていうことじゃなくてなんかその自分の中から出てきたものっていう……ほんとに安心したいんですよね。音楽を作ってくってことで。オオカミもヒツジもせめぎ合ってるから」



待望のアルバム『オオカミ青年』をひもとくのと同時に、ソロアーティスト・藤巻亮太の決意を感じ取れる必見のロングインタヴューとなっている。