今年のマーキュリー・プライズがアルト・ジェイに決定


アルト・ジェイはデビュー作『アン・オーサム・ウェーヴ』でアイルランドとイギリスのレコードでの年度最優秀作品に贈られるマーキュリー・プライズを受賞した。

授賞式は初めてロンドンのラウンドハウスで行われ、これまで司会を務めていたジュールズ・ホランドから、ラジオやテレビの司会で知られる元ケニッキーのギターのローレン・ラヴァーンに司会が引き継がれることになった。

受賞が発表されるとバンドは驚きを隠せない様子で、その後、定職に就かなかったことを許してくれたそれぞれの親への感謝と、「チーム・アルト・ジェイ全員」への感謝も表明した。バックステージの様子を伝えたプレゼンターのニック・グリムショウに対してバンドは「まだこの事実をよく飲み込めてない」と心境を語った。

ただ、アルト・ジェイは『NME』のユーザー投票では今年のマーキュリー賞最有力候補に挙がっていて、ブックメイカーの間でも本命に近い人気を誇っていた。

授賞式では候補となった12組のアーティスト全員のパフォーマンスも行われた。昨年の受賞作品はP・J・ハーヴィーの『レット・イングランド・シェイク』だった。

今年のマーキュリー賞受賞候補作品は以下の通り:
Alt-J - 'An Awesome Wave'
Ben Howard – 'Every Kingdom'
Django Django – 'Django Django'
Field Music – 'Plumb'
Jessie Ware – 'Devotion'
Lianne La Havas – 'Is Your Love Big Enough?'
Michael Kiwanuka – 'Home Again'
Plan B – 'iLL Manors'
Richard Hawley – 'Standing at the Sky's Edge'
Roller Trio – 'Roller Trio'
Sam Lee – 'Ground of its Own'
The Maccabees – 'Given to the Wild'

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