ザ・キラーズとルー・リードがコラボ

この夏グラストンベリーやVフェスティバルなど、多数のフェスでフロントアクトを務めたザ・キラーズ。彼らはこれまでUKでリリースされたシングルのBサイド・トラックなどレア・トラックを多数収録したアルバムを制作しているという。8月27日付のNME.comによれば、フロントマンであるブランドン・フラワーズはこのBサイド・アルバムに収録予定の新曲に、NYの伝説的なバンド=ヴェルヴェット・アンダーグラウンドのシンガー&ソングライターであり、現在もソロ・アーティストとしても孤高の存在感をみせるルー・リードがヴォーカリストとして参加したことを明かした。

ルー・リードとのコラボレーションが実現した“Tranquilize”名づけられた同ナンバーについて、ブランドンは「この曲はデュエットにするのがいい、感傷的な部分がルー・リードにぴったりだ、と思ったんだ」とコメント。レコーディングはNYで行われたという。ザ・キラーズの楽曲とルー・リードのダークな歌声はどのような化学反応をおこしているのだろうか。なお、この曲のほかジョイ・ディヴィジョンの“Shadowplay”のカヴァーなども収録予定というBサイド・アルバムは、年内の発売を目標にしているという。

また、ザ・キラーズ関連のニュースをもう一つ。あのフランク・シナトラの“マイ・ウェイ”の作詞家としても知られる大御所ポピュラー歌手のポール・アンカが、8月28日に発売するカヴァー・アルバム『Classic Songs, My Way』にて“ミスター・ブライトサイド”のカヴァーを披露しているそうだ。これまでもニルヴァーナの“スメルズ・ライク・ティーン・スピリット”やオアシスの“ワンダーウォール”などをビッグ・バンドを従えカヴァーしてきたポール・アンカだが、スウィンギンかつムーディーに生まれ変わった“ミスター・ブライトサイド”をチェックしてみるのも一興かもしれない。