8月31日に他界したアイルランドのノーベル賞作家で詩人のシェイマス・ヒーニーの葬儀が9月2日に行われ、U2のボノやザ・ポーグスのシェイン・マガウアンらも参列した。
ヒーニーはダブリンのレストランの外で倒れた後、担ぎ込まれていた病院で翌8月30日に息を引き取った。享年74歳だった。葬儀はヒーニーの住まいの近辺のダブリン市ドニブルックにある聖心教会で執り行われ、駆けつけた参列者の中にはジェリー・アダムスやマーティン・マッギネスなどの著名なシン・フェイン党の政治家も見かけられた。
喪主は妻マリーと子供たちのマイケル、クリストファー、キャスリーン・アンで、マイケルはヒーニーへの最期の言葉は妻への「怖がらないで」というものだったと明かしている。マイケルは参列者への挨拶の中で次のように説明したと『ザ・スタンダード』紙が伝えている。
「父の最期の言葉は、臨終の数分前に携帯に入力した、父の大好きなラテン語で綴られた『nolle timere』という言葉で、『怖がらないで』というものでした」
ボノは妻のアリ・ヒュウソンのほか、U2のジ・エッジ、ラリー・マレンとアダム・クレイトンと共に参列し、そのほかにアイルランド大統領のマイケル・D・ヒギンス、アイルランド首相のエンダ・ケニー、メアリー・マッカリース前大統領とその夫のマーティンらも出席した。埋葬はヒーリーの出身地である北アイルランドのベラギーで行われた。
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