モトリー・クルーのヴィンス・ニール、ツアー活動終了後も解散するわけではないと語る


先月記者会見で「ツアー活動終了合意書」にバンド全員で署名し、2015年を最後にライヴ活動をやめることを発表したモトリー・クルーだが、その後、バンドそのものは解散するわけではないことが明らかになっている。

バンドは2016年以降のライヴ活動の終了と、夏から始まる「ザ・ファイナル・ツアー」について明らかにしているが、ツアーとライヴ活動終了後も音楽活動は続けていくと明らかにしていて、ヴィンス・ニールはアリゾナ州フェニックスのラジオ局KDKBに次のように語っている。
「モトリー・クルーそのものがなくなるわけじゃないよ、ただ、もうツアーはこれからはやらないってことなんだ。それが真相っていうところなんだけど」

「モトリー・クルーが解散するとか、そういう話じゃないんだ。モトリー・クルーはこれからも音楽は作り続けるし、マーチャンダイズもこれからも売り続けるよ」とヴィンスは語っていて、これまでは音楽やグッズをツアーに引っ提げてきたが、今後は折を見て音楽を発表し、基本的に腰は落ち着けたままにするということなのだと説明している。

また、ツアー活動終了というからには、一回限りのライヴもやらないことだと次のように強調している。
「じゃあ、サウジアラビアの王子からメンバー1人ずつ1千万ドル(約10億2千万円)のギャラを払うから娘のためにライヴをやってくれと言われたらやるのかという問いについては、これもやらないから! みんななんだか、抜け穴とかグレーゾーンの探りを入れてくるんだけど、俺たち(のライヴ)はもう終わりなんだよ!」

ただ、唯一の抜け穴もこの際、見つかっていてヴィンスは次のようにそれを認めている。
「ロックの殿堂に入ることになったとしたら、そのパフォーマンスのために再結成するかって? たぶん、やるかな。でも、それでおしまいだよ」