ぼくのりりっくのぼうよみ、新曲“after that”の衝撃


「今って過渡期じゃないですか。CDが終わってくのも端から見ててめっちゃ面白いのに、その渦中に自分がいるってヤバくないですか。ただ音楽業界にいるだけじゃダメで、いろいろ考えてやんなきゃいけないのがすごく面白い時代だと思って。逆に今、音楽業界にいれてラッキーだなと感じております。作ることも売ることも自分で考えられるから、考えることが増えてめっちゃ楽しいなと」

以前にCUTで行った、ぼくのりりっくのぼうよみのインタビューでの、上記の全く誤解を恐れることのない、そして圧倒的に正しいストレートな発言はとても印象的だった。
そして昨日、配信リリースされた新曲“after that”は、その正しさが新鮮さを極めた音楽として結実した凄い曲だ。
これまでのしきたりや、周囲からの期待/プレッシャーに縛られることなく、自分の意志と感性と思考を信じて、自由に新しいことを始めるのに、こんなに最適な時代はない。
壊れてまっさらになって、ただただ進化するだけの世界を受け入れたとき、僕らは手ぶらで自由。
だって《簡単に生きて簡単に死のうよ》というフレーズまで耳に飛び込んでくる。
この、ぼくりり君のスタンス、無敵でしょう。
この“after that”もラスト曲として収録される1月25日リリースのセカントアルバム『Noah’s Ark』は、間違いなくとんでもない作品になるはず。(古河)
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