本日発売のCUT9月号、バックカバーは #ピーナッツくん !!!! 約1万字に及ぶロングインタビューで、アーティスト・ピーナッツくんをひも解きます


本日発売のCUT9月号バックカバーには、ピーナッツくんが登場。
明日発売の最新アルバム『Tele倶楽部Ⅱ』発売を前に、さまざまな角度からピーナッツくんに迫った今回の特集。その中でも、約1万字に及ぶピーナッツくんのソロインタビューから、一部を抜粋してこのブログでご紹介します。

VTuberの面白さって、アニメキャラに個人的な感情や価値観が乗る点が面白いと思うんですよね。でもVTuberが音楽をやるってなった時には、なぜかマス向けの音楽がすごく多かった。「みんなこういうの好きなんでしょ?」ってところを狙った感じというか。そう考えていくと、「いやいや、VTuberってヒップホップなんだけどな」って純粋に思ったんです。もっと個人的なことを歌ってほしいんだよなって。VTuberはそこから出てくる歪さみたいなものが面白いと思ってるので。アニメキャラっぽい見た目からはみ出してしまう人間性があるわけじゃないですか。そこを音楽でも感じたいと思ったんです

(今回、『Tele倶楽部』のⅡとして続編にしたのは)客演が多いからというのもそうなんですけど、そもそも『Tele倶楽部』はバーチャルな世界観のコンセプトだったんですよね。遠隔で繋がる人たち、みたいな感じ。今回配信ライブがあるので、バーチャルなバックグラウンドを持たせたかった。あとは、「ここでⅡがきたか!」って驚きもあるかなって。恋愛模様を描きたかったという理由もあります。……当時、恋愛したかったんだと思います(笑)

ショートアニメを始めた頃と今のピーナッツくんのアイデンティティは、繋がってますね。というか、変化し続けていて繋がっているというか。どれも自分です。以前、「ピーナッツくんってやってることばらばらに見えるけど、やってることが繋がってるよね」って言われたことがあるんです。興味関心の中心は本人にあるから離ればなれに見えないし、ついてこれる人がそれとともに移動できるような感覚があるよねって

取材はレコーディングを終えて制作が佳境を迎える最中に敢行したのですが、前作『BloodBagBrainBomb』やZeppツアーを経て今作の制作に至った経緯、今抱える悩み、自身とファンの関係性、そして数ある音楽ジャンルの中から「ヒップホップ」を選び取った意味など……アルバムについてはもちろんのこと、ピーナッツくん自身をよく深く知ることができるインタビューとなりました。おともナッツのみなさんだけでなく、ピーナッツくんのことは知ってるけど実はあまり知らないという方にも、初めて知る方にも、十分に楽しんでいただける必読の特集になっているはず! 

そして、特集内には『Tele倶楽部Ⅱ』の楽曲をピーナッツくん自身が解説した「セルフライナーノーツ」も掲載!!


巻末の編集部通信でも、ピーナッツくんについて、釣部東京さんの描き下ろしグラフィックについて触れています! 読み応えたっぷりのピーナッツくん特集、ぜひ本誌を手にとって楽しんでいただけたら嬉しいです。(阿部文香)


CUT9月号は現在以下にてご購入可能です。

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