二宮和也が表紙を飾るCUTの『8番出口』特集号、本日発売!

photo by 太田好治

本日発売のCUT9月号、表紙を飾るのは二宮和也さんです!

CUTへの登場は約5年ぶりとなる二宮さん。今回は、映画『8番出口』の公開を機に、久しぶりのインタビューを実施しました。
製作委員会に入るほどに強い思い入れを持った『8番出口』の制作にあたり、二宮さんが考えていたこととは? そして、「家族」を感じさせる部分もある本作をきっかけに、今感じていることとは──。インタビューの一部を抜粋してご紹介します!

『8番出口』という作品の性質上、『主役がいない』ということがすごく合ってるんじゃないかなと思ったんです。だからこそ、登場人物に名前はいらないよねっていう。この考え方は、今の時代感も含めて合ってるんじゃないかなという気がします

(「迷う男」が臆病であることは)この作品の根幹でした。それを踏まえて、成長というか、新しい面というか……表現が難しいんですけど、でも、デフォルトがそうである以上、出口ではちょっと変わらなきゃいけないと思っていて。だから、臆病であるとか決断力がないっていう部分は、わりと重要でしたね。結局はゼロに戻るという輪廻的な話になっていくんだけど、一歩を踏み出せたことで──何か違ったアクションを起こせたことでゼロに戻って、じゃあどうするかっていう、まさに成長率を可視化するような話だから

家族というものに関しては、僕は総じていいものだと思ってますよ。大変なこともあるし、めんどくさいことも多いけど……それってひとりで生きていたり、自分のキャラクターが変わらない構成の中にいると、避けられちゃうことなんですよね。(中略)煩わしさもめんどくささも、大変なことも、責任もそうだけど、そういうことが定期的に起こるところが家族なわけで。そうやって新しいリズムが生まれて、自分のリズムとは違うところで生活していかなきゃいけないっていうことは、まさに僕がこの映画の本質として──というより、映画の現場で感じられたところでもありますね


記事にはインタビューの他に、ポートレート写真もたっぷり掲載! 表紙にも「異変」を仕込みましたが(見つけてくださった方、ありがとうございます! 引き返して!)、中面も、普通とは違う写真の掲載の仕方をしていたりするので、ぜひ注目してください。

また、二宮さんの記事につらなる『8番出口』特集には、「おじさん」役の河内大和さんや、原作者のKOTAKE CREATEさん×狩野英孝さんの対談など、様々な角度からの記事を掲載しています。特集をじっくり読んで、映画への期待を高めてください!(安田季那子)


CUT9月号は現在以下にてご購入可能です。

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