と同時に、あらゆる人生のテーマソングになれる器の大きさがヤユヨの楽曲の良さだよなと改めて実感した。どんな人の日常にも寄り添える歌。ラストライブも、いつも通りみんなの日々の生活が明るくなるように、目の前にいる観客や配信でライブを見守る人々のことを想って演奏を届けていた。
解散という形にはなってしまったけど、ヤユヨの音楽はずっと残り続ける。私たちが楽曲を聴き続ける限り、忘れない限り、いつまでもヤユヨはそばにいてくれる。今そうやって確信できるのは、ヤユヨが6年間全力で音楽に情熱を注ぎ続けてきたからに他ならない。寂しくないと言えば嘘になるけど、これまで積み上げてきたものが消えてしまうわけではないから、ちゃんと笑顔で次の未来へ送り出してあげたい。彼女たちの前途を祝して、「あばよ!」(有本早季)
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