超絶テクニカルな演奏と重圧なサウンドで、独自の世界観を生み出しながら、リスナーの心を鷲掴みにしている3ピースロックバンド・そこに鳴るが、2025年初頭から新曲“miss-dystopia”を発表した。
本作は、1月から放送中のTVアニメ『FARMAGIA』のエンディングテーマとして書き下ろされた楽曲で、イントロの爆発的な高速ギター、Aメロの壮大に広がるサウンドと鈴木重厚(G・Vo)の繊細できれいな歌声、そしてBメロでは藤原美咲(B・Vo)にボーカルが変わるという彼らの強みをフルに活かした展開になっている。これは、斎藤翔斗(Dr・Vo)も含め、全メンバーがボーカルをとれるそこに鳴るだからこその面白さだ。さらにサビを二段階にすることで、アニメで流れる89秒の尺分でバンドの世界観をしっかりと提示してくるところも本当にすごい。
しかし、今作で特に驚いたのは、ファンタジー作品ではあるが、どこかダークな一面が垣間見える『FARMAGIA』の世界観を色彩豊かにサウンドとボーカルで表現しているということだ。歌詞ではキャラクターの奥底に抱く希望や葛藤、揺れ動く心情が綴られているし、「闇属性」のイメージ、夜のイメージを持たれていると鈴木本人が話していたように、バンドが持つ世界観と自然にマッチしている。
そんな、奇跡の科学反応とも呼ぶべきそこに鳴ると『FARMAGIA』との出会いは、今の時代らしいとあるきっかけだった──
インタビューでは、ゲーム版の『FARMAGIA』にも楽曲提供をしている彼らのコラボレーションの始まりから今作の制作秘話まで語り尽くしてくれています! さらに、アニメのどこかで流れる挿入歌“恵まれた悲劇を”についても話を聞いてきたので、ぜひとも全編をお見逃しなく!(岩田知大)
そこに鳴るが、新曲“miss-dystopia”で見せたTVアニメ『FARMAGIA』との化学反応がすごい! 最高の一曲を紐解くべく、メンバーを直撃しました!
2時間前