先日、ビルボード誌が、
UK内の各ミュージシャン協会や業界人にアンケートをとり結果を出した
★「無名新人がブレイクするために最も効果的な露出法ベスト10」を発表した。
(1)『 X ファクター(英タレント・スカウトTV番組)』にゲスト出演すること。
(2)アップルi Pod新機種のTV・CM曲に自分の曲が採用されること。
(3)BBCラジオ1のプレイ・リストに自分の曲を加えてもらうこと。
(4)『 X ファクター』の出演者に自分の曲をカバーしてもらうこと。
(5)『Friday Night With Jonathan Ross(英No.1トーク・ショー・ホスト=J・ロスが司会をするBBCのTV番組)』でゲスト・パフォーマンスすること。
(6)iTunes音源配布サイトの1ページ目のリストに自分の曲を載せてもらうこと。
(7)グラストンベリー・フェスに出演すること。
(8)BBCラジオ2のプレイ・リストに自分の曲を加えてもらうこと。
(9)『Qマガジン』の表紙を飾ること。
(10)BBCラジオ1の『Zane Lowe Show』でインタヴュー/ゲスト・パフォーマンスをすること。
意外や意外!
(6)を除き、全部TVやラジオなどの、
いわば「トラディショナルなメディアにおける露出法」が最も効果的、とのデータが出た。
筆者もてっきりmyspace やYoutube等でがんがんアピールするのが、
一番手っ取り早い方法なんじゃないか?と思ってたんですが。
毎日それこそ何百万人もの「普通人による宅録ソングやホーム・ヴィデオetc(最近はネット上の95%がこの手の「Rubbish/ゴミ」で占められてるらしい)」が溢れる昨今のネット上で、
シリアスなアーティスト(特に知名度のない新人)が、
人目を引くのは至難の業になってきているから。
という説明を読んで、なにか納得してしまった。
確かに筆者などもたまにmyspaceなどで新人漁りをしていて、膨大な音源が溢れている反面、目ぼしい「才能」になかなか出会えず、
「もういいや!」な気分になることもしばしば。
過去数年の音楽シーンをリードした「オンライン露出至上主義」も、
ついに転換期へ突入した、ということなのか?
★上の写真は、北ロンドン/キャムデンの「新人登竜門ライヴ・ハウス」として有名なBarfly。
筆者もここで数え切れないほど多くの「未来のスター」に出会ってきた。