ポール・マッカートニーを観る


前回の来日コンサートの時、アビー・ロード・メドレーで泣きそうになったが、今回もやばかった。
ネタばれになるので、これから行く人は終わってから読んで下さい。
「サムシング」はウクレレ愛好家だったジョージの為に、最初のワン・コーラスをウクレレの弾き語りで演奏したり、「バック・イン・ザ・U.S.S.R.」では「プッシー・ライオットに自由を!」というメッセージを映像で流したり、ポールらしい演出が印象的だった。
既にいろいろなところで報じてられていることだが、全39曲、その3分の2がビートルズ・ナンバーの2時間40分は、まさに夢の時間として、あっという間に過ぎて行く。
ポールにしろストーンズにしろ、そして桑田佳祐も、求められるものを演じることこそが、ポップ・アーティストの使命であり、喜びなのだということを、本当に知っているのだ、そのことを強く感じたライブだった。
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