アルバム『泣きたくなるほど嬉しい日々に』はクリープハイプとしてはかつてないほどにポップなアルバムだった。
そしてそこから始まった2本のツアーも、お客さんに優しく向き合い、自分たちが置かれている状況を素直に喜び、その全てに感謝を捧げるような、クリープハイプとしてはかつてないほどオープンで親密なものだった。
これから始まる夏フェスも、たぶんそんなモードを味わえるステージになるんだろうと思う。
このモードは、長い間悪戦苦闘してきたクリープハイプがたどり着いた安息の地なのだろうか。それともここからまた尾崎は虚しさと悔しさを抱えてどこかへ向かい始めるのか。
バンドとしての活動と並行していろいろな分野の人達と様々なコラボや対話を続けている尾崎世界観が今どんな現在地にいるのか、あえてプロモーション期間ではないこのタイミングでのインタビューでじっくりと語ってもらった。
7月30日発売のロッキング・オン・ジャパン、楽しみにしててください。(山崎洋一郎)