吉井和哉、さいたまスーパーアリーナ「YOSHII LOVINSON SUPER LIVE」を観た


YOSHII LOVINSON SUPER LIVEと銘打たれているとおり、YOSHII LOVINSON時代の曲が中心で、メンバーもジョシュ・フリーズ、ジュリアン・コリエル、ポール・ブシュネルが参加した。
さいたまスーパーアリーナでこんなハードコアな選曲で、吉井本人も「凍りついたと思います(笑)」とMCしていたが、ハイテンションな演奏とドラマチックな流れで最後までぐいぐいと引っ張っていった。
YOSHII LOVINSON時代、吉井和哉は世界と引き裂かれていた。その孤独感の中で生み出した楽曲の独特の暗さやエッジは、吉井本人にとって十字架のように重くもあり、同時に光でもあったはずだ。
そのロビンソン時代を支えてくれたメンバーとともにそれらの曲を思い切り演奏することは、僕達が想像する以上に吉井にとっては大きなことだったはずだ。本当に気持ちよさそうだった。そして、このメンバーでの「恋の花」、「ノーパン」などの曲も圧倒的だった。

来年は、「ザ・イエロー・モンキーの吉井和哉と、YOSHII LOVINSONと、ソロの吉井和哉が合体してスーパー吉井和哉になる」と言っていた。楽しみだ。大晦日のCOUNTDOWN JAPANでその兆しが見れたら嬉しい。
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