コーティナーズがマンチェスター凱旋ライブでオアシス、ザ・スミス、ストーン・ローゼズに表敬

2010年作 『ファルコン』

コーティナーズは地元マンチェスターで行ったライブとしては最大規模のものを12月10日にやってのけ、そこでオアシス、ザ・スミス、ストーン・ローゼズに曲を捧げてみせた。

MENアリーナで行われたこの日のライブはツアーの千秋楽ともなったが、ボーカルのリアム・フレイはセカンド『ファルコン』からの“シコファント”の演奏に入る前に、マンチェスターが輩出した過去の傑出したバンドの名前を挙げて、敬意を表した。

バンドがステージに登場する前にもリアムは「マンチェスター、お前らのバンドが帰ってきたぞ」とオーディエンスを煽り、『ファルコン』や『セイント・ジュード』からの楽曲を取り混ぜたセットを披露した。

冒頭を飾った“ジ・オープナー”から若い観客が目立ったオーディエンスは大合唱でバンドに応え、ファンの間では人気の高い“アクリリック”や“カヴォーティング”などの楽曲でも同じようなシンガロングが目撃されることになった。

セットの途中でリアムはアリーナのセンターに設置されたセカンド・ステージで2曲続けてソロ・パフォーマンスを行ったが、この時リアムはファンの顔が見たいから客電を点けてほしいと要求した。それから演奏に入る前にリアムはこう語った。

「俺たちがバンドを始めた時、こんな会場でやれることになるとは夢にも思わなかったよ……って嘘だから。絶対にやれると思ってた」と言ってから“ノー・ユー・ディドゥント、ノー・ユー・ドント”と“ハウ・カム”のアコースティック・バージョンを披露した。

その後、バンドが戻ってからは、“ユー・オーヴァーディッド・イット・ドール”“ノット・ナインティーン・フォエヴァー”“ホワット・トゥック・ユー・ソー・ロング?”などのヒット曲を連発し、観客が最高に盛り上がった状態でライブを締め括った。

ちなみにこの日のサポート・アクトは同じマンチェスター出身のアイ・アム・クルートとザ・ラスト・シャドウ・パペッツのマイルス・ケインのソロ・アクトだった。

セットリストは以下の通り:
'The Opener'
'Will It Be This Way Forever?'
'Acrylic'
'Cavorting'
'Good Times Are Calling'
'Cross My Heart & Hope To Fly'
'Lullaby'
'Please Don't'
'Scratch Your Name Upon My Lips'
'Sycophant'
'Bide Your Time'
'Take Over The World'
'That Kiss'
'Cameo Brooche'
'Fallowfield Hillbilly'
'How Come'
'No You Didn't, No You Don't'
'The Rest Of The World Has Gone Home'
'You Overdid It Doll'
'Not Nineteen Forever'
'What Took You So Long?'

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