くるり・岸田繁が胸中を明かす。「俺は今まで何してたんやろ?みたいな」


「京都帰りたいとか、ウィーンでやりたいとか、そういうのも全部崩れ去ったっていうか。しかも俺は今まで何してたんやろ?みたいな」

アルバム『言葉にならない、笑顔を見せてくれよ』をリリースし、ツアー『言葉にならしまへん、笑顔を見してくれやしまへんやろか』を大盛況のうちに終えたくるり。さらに映画『まほろ駅前多田便利軒』のサウンドトラックを、岸田繁がソロ名義でリリースすることが決定している。

そんな充実した音楽生活を送っている岸田に、「ROCKIN’ON JAPAN 5月号」はインタビューを実施。ツアーを振り返り「はじめてとても楽しくやれたっていうか」とその手ごたえを語る岸田。しかし、インタビューが進む中で岸田の口から語られたものは、ここ数年間以上におよぶ長い期間に、岸田が背負い続けてきた悩みを告白だった。

なぜ岸田は、その胸中に大きな苦悩を抱えているのか。そしてその心の内を、何故今正直に語る気になったのか。そしてその長い苦悩から抜け出す突破口はあるのか。岸田は以下のように語る。

「本物を作れって言われてる気がするんです。人の心をちゃんとノックできるもん」

岸田繁にとって、大きな変化の時期となるであろう今。表現者としての核に迫り、その心のありようを赤裸々に語った、重要なインタビューとなっている。