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アルバム『BOY』のリリース、アニメ主題歌への起用など、ニルギリスにとっては飛躍の年となった今年。その2006年を締めくくるライヴは彼ららしさ爆発のポップでカラフルなものとなった。SEに乗って飛び跳ねながら登場したバンド、“24サーチライト”から戦闘開始だ! でっかいバナナのポーチを首からぶら下げた岩田アッチュ(Vo)がステージを所狭しと転げまわる。「お年玉なんかいらなーい! 愛をちょうだい!!」と絶好調ぶりを見せつけ、フリー・セッションに突入。一気に“キミノヒトミ”へと雪崩れ込む。ここからはもう、アッチュの独壇場だ。どこからか取り出したカウベルをカンカン叩いたり、ドラムセットの前に行ってタムを叩いたり、サンプラーを持ってきていじり回したり、やりたい放題。そのハチャメチャっぷりが最高に楽しい!! その限界超えのテンションのまま、ラストの“sakura”へ。ご存知“アメイジング・グレイス”をサンプリングして話題となったこの新たな代表曲で、ニルギリスの 2006年は賑やかに幕を下ろしたのだった。(小川智宏)