メニュー




1日目のヘッドライナーは、16年ぶり封印解除・2009年音楽シーンの殊勲賞!ことユニコーン。のっけから響き渡る“服部”のテッシーの爆音リフに大歓声! ついさっきの「ひとり股旅」で噴き出した、事務所後輩・志村正彦の急逝の悲しみを振り切るように、「ジャパーン!」と絶叫し渾身の力で歌う民生! それに「服部!」の大合唱で応えるEARTH STAGE超満員のオーディエンス。“ペケペケ” “ケダモノの嵐”と名曲出し惜しみなしの展開に、会場の熱気は高まる一方だ。「今年はいろんなところでいっぱい見てもらって、笑っていただきまして(笑)」と、ユニコーン大復活の1年を振り返る民生。「これからも、時々出てきたら、よろしくお願いします!」と来年以降の活動について思わせぶりな予告(?)をかましつつ、驚異の生楽器なし「川西50歳お祝い」ナンバー“半世紀少年”、そして89年当時のシーンへの皮肉大爆発の“PTA~光のネットワーク~”を連射! 反則技もど真ん中直球もすべて「ユニコーンの表現」にしてしまう融通無碍ぶりは、この1年でさらに進化している。ホットな会場の空気を“すばらしい日々”の至上の歌で一度解きほぐした後、ユニコーン2009年の狼煙的シングル曲“WAO!”、さらに“大迷惑”で祝祭クライマックスへ突入! 最後は“HELLO”のどでかいアンサンブルで大団円……かと思いきや、アンコールで再び姿を現した5人。「これからもよろしくお願いします」と最後に鳴らしたのは“雪が降る町”。装飾の雪が舞う中、いつにも増して熱い民生の歌声に、胸が震えた。(高橋智樹)