




今年4月にデビューを飾り、夏の「ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2009」でも躍動的なステージをみせてくれたSPANK PAGEがCOSMO STAGEに登場! リハーサルではoasisの“Champagne Supernova”をプレイし、ひと足早く会場を沸かしていた彼らだが、本編は“不器用な情景”からスタート。透明感と説得力溢れる仲手川祐介(Vo&G)のハイトーン・ボーカルが高らかに場内に響き、集まった観衆を惹きつけていく。続けてドラムス・水野のカウントからピアノ・フレーズが美しい“だませない孤独”へ。丁寧かつ熱のこもった演奏が、繊細な感情をダイナミックに描き出していく。「和製coldplay」と形容されるのも納得の、実に美しいアンサンブルだ。
「はじめまして、こんにちわ! SPANK PAGEといいます。みんな元気かい?」と最初のMCで仲手川。「自分が歌っている理由は……布団にくるまって詞を書いてると誰かに聞いてもらいたくなるんだよね。だから、こうやってステージに立てることをすごく幸せに思います。人助けとかできるかわからないけど、何かのきっかけになったらいいなと思って歌いますので、最後まで楽しんでください」と語りかけ、そのたどたどしくも誠実な言葉にオーディエンスは温かい拍手で応えていた。クライマックスは「静寂と轟音の青春交響楽」とでもいうべき終盤の“そばにいて”。壮大なスケール感でオーディエンスを飲み込み、ラストの“呼吸”では手拍子も巻き起こして大団円。短期間で飛躍的成長を遂げた4人が頼もしく感じられた、見応えバッチリのステージだった。(奥村明裕)
SPANK PAGE のCOUNTDOWN JAPANクイックレポートアーカイブ