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ナチュラルボーンに、どこに行っても好かれて勝つアクト。そういう印象が彼女たちにはある。それは10代の頃から変わらないし、フレッシュな存在感も変わらないまま(まだ25歳にもなってないわけで)、2012年にはデビューから9年を迎えようとしている。本番直前ライトが落ちて暗転。野郎どもの「ウォーッ」という歓声が上がる。ステージ上には1DJ。本人たちのヴォイス・サンプルによる「HALCALI」コールが加速していくSEを経て、HALCAとYUCALIが弾むようにステージに登場。“フワフワ・ブランニュー”“ストロベリーチップス”とデビュー期の代表曲を続け、ゆるっとダンサブルに楽しい気分を作っていく。揃いの衣装、ユニゾンのダンスがやっぱりかわいい。続いて「出来たてのほやほやの新曲を持ってきたよ!」「聴きたいか! ほんとに聴きたいか!」という、彼女たちらしいMCともに新曲“アティテュード”を披露。これがすごくいい曲で、ざっくり言うと、アネッサのCMに絶対ハマる感じ。爽やかなメロディ、そこはかとないもモータウン感も漂う、にぎやかなエレクトロなのだった。「改めましてHALCALIです! 初めてこのステージに立ちました。すげー人いるじゃないですか、ありがとう!」と満員のフロアに感謝を述べて、次の曲の振り付けを説明。その“SUPER STITIONS”では、フロア中の手が上がり、やや複雑な振り付けをみんなで成功させてしまったのだった。ある意味、昨日見た御大・真心ブラザーズにも通じる、なごんだまま上げるステージングの天才。最後はまた初期からのキラー“マーチングマーチ”“コンティニュード”を連発。6曲構成の中で「初期曲」で「超近々の曲」をサンドイッチする作戦もハマり、今夜も勝ったHALCALIだった。(斉藤知太)