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さあ、最終日! 先陣を切るのはもちろんここ、SOUND OF FOREST! JAPAN編集長・山崎の呼び込みで登場したのはTHE RODEO CARBURETTORだ。さわやかな夏の朝、周囲を取り囲む緑の木々……このバンドの醸し出す雰囲気とは、はっきり言って正反対のシチュエーションだが、いざライヴが始まってしまえばあとはやるだけだった。真っ赤なシャツを着た鍛冶(G/Vo)が「なんかいろいろ考えたんすけど、いつものライヴハウスみたいにやらせてください」とつぶやいてギターをかき鳴らす。境(Ds)が雄たけびを上げ、すべてをぶっ壊すような激しいビートを叩き出す。滝澤(B)はそのうねりまくるグルーヴで曲を前へ前へと押し出す。どこで、どういった状況でやるのかという前提条件を無効化するような、肝の据わったロックンロールだ。逆にこうした「アウェイ」な場だからこそ、3ピースのアンサンブルはガチッとまとまり、一分の隙も見せない。「俺たちが世界のロデオキャブレターだ、よろしく」。朝一番に投げつけられた燃え盛る音の塊は、何よりも強烈に僕たちの目を覚ましてくれた。(小川智宏)