メニュー

さあ、いよいよROCK IN JAPAN FES. 2011も残すところあと一日。朝一のWING TENTに現れたのは、「RO69JACK 2011」の優勝アーティスト=The モラトリアムスパゲッチーズ。ライブハウス、立川Heart Beat出身の4人組ギター・ロック・バンドである。「名前もかなりインパクトがありますけど、演奏もかなり衝撃的」というフェス事業部・市川太一の前説に迎えられ、SEにのって踊り狂いながら現れた彼ら。まずはアーティスト写真と同じ、真っ赤なカーディガンを着たフロントマン将太(Vo/G)が「おはようございますひたちなかー! ROCK IN JAPAN、始まります!」と言ってから、“ひらがなで、まいわーるど。”を投下。目をひんむいてしゃがれた声で叫ぶように歌う将太が先陣を切り、鬼気迫るようなテンションのバンド・アンサンブルがオーディエンスを揺らしていく上々の立ち上がりである。2曲目は、「生きてたら、『何々のくせに』ってたくさん思うことがあるでしょう。そんな歌を歌います」という将太の紹介から、RO69JACKのエントリー曲“くせに”をプレイ。そして「ここに立つことができたのは、50%以上が自分たちの力ではなく、皆さんの応援のおかげだと思っています! 悔しいけれど、それと同じぐらい感謝しています!」と将太がオーディエンスへの感謝を語り、ラストの“スキヤキスーパースター”へ。WING TENTを埋め尽くさんばかりに集まったオーディエンスの大音量のハンドクラップに後押しされながら、一気呵成にクライマックスへ駆け上っていく。最後は将太がドラムセットの上に立ち、そのまま後ろから倒れこむようにしてフィナーレ! 最高のスタートを切ってくれた4人に感謝!(前島耕)