「麻呂」さんこと米林宏昌監督の『借りぐらしのアリエッティ』に次ぐ2作目『思い出のマーニー』が素晴らしい。
最早スタジオジブリ作品であるという枕詞を必要とせず、米林監督だから描ける繊細な心理描写とスペクタクル、そして神秘的なエロティシズムが混ざり合う新たなアニメ表現を確立した作品になっている。
公の場での言葉数はあまり多くない印象が米林監督にはあったのだが、意外なくらい饒舌に『アリエッティ』以前から、この『マーニー』完成に至るまでのことを約2時間にわたって貴重なエピソード満載で語ってくれた。
まだ、あまり解き明かされていない米林監督の作家性に迫る記事になるはず。
このインタビューは、7月19日発売のCUTの表紙巻頭特集「『思い出のマーニー』が新たな扉を開いた、ジブリの少女の物語」に掲載します。(古河)