#髙橋海人 が考える「人の心を動かす」ということとは? CUT10月号にインタビューを掲載しています!!

photo by 磯部昭子

10月17日公開の映画『おーい、応為』に出演する髙橋海人さんが、CUT10月号に登場しています。

髙橋さんが本作で演じるのは、北斎の門弟で、のちに絵師・渓斎英泉として名を馳せる善次郎。天才絵師・葛飾北斎(永瀬正敏)の娘で、江戸時代に絵師として活躍したお栄こと葛飾応為(長澤まさみ)の理解者でもある役どころ。かねてより切望していた時代劇への挑戦の日々、撮影現場で受け取った刺激、そして表現者としての核についてなどたっぷりとお話を伺いました。
以下、インタビューから一部抜粋してご紹介します。

求められている役回りは、作品の中のビート感を変えるみたいなところだったのかなと思っていて。だから……なんて言うんだろう? リズム感をちょっとでも崩せたらいいなという気持ちではいました。善次郎にとって、お栄は頼れるけど不器用な姉さんで、北斎はぶっ飛んだ師匠。そんなふたりの生活を間近で見てるのって、いろんな刺激はありつつも疲れそうだなと僕は思ったりもしていて。そんなふたりを俯瞰で見ているところがあるとも思ったので、付きすぎず離れすぎずの距離感でいることを心がけていました

僕、どんな瞬間も気持ち先行でありたいなと思っているんです。人の気持ちを動かす仕事をしてるからこそ、自分の気持ちもずっと動いてないといけない。そうじゃなきゃ、誰かに影響を与えられない。ましてや自分は誰かに好きって思ってもらったり、この人を好き、応援したいって思ってもらわなきゃいけない仕事じゃないですか。普通に生活している中で人に好かれるのも難しいことなのに、たくさんの人に好きって思ってもらうなんてマジで簡単な話じゃないって思うんです。だからこそ、自分の思っていることをいろんなところにぶつけて、いろんな方面から知ってもらうようにしているというか……うん、そうするのは当たり前だと思って生きてます。その瞬間、目の前のことだけを考えていたいんです

今回の役は、ドラマ『だが、情熱はある』(2023年)でのお芝居がプロデューサーの目に留まったことがオファーのきっかけになったそう。それに対して「めちゃくちゃ嬉しい」と満面の笑みをこぼしていたのがとても印象的でした。

読み応えたっぷりのインタビューとあわせて、撮り下ろしポートレートもお見逃しなく。蘭を使用して撮影したのですが、蘭の花言葉は「優雅」「純粋」。意図せずではありましたが、髙橋さんにぴったりですよね。まさしく「優雅」で耽美なお写真ばかり掲載しておりますので、ぜひ本誌をチェックしてみてください。CUT10月号は9月19日(金)発売です!(阿部文香)

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