11月発売号が明日で校了。みんな滑りこみで原稿を入れようと必死じゃ。俺も最後の1本が書けてない。崖っぷちでしか書けない原稿が生まれることを信じるぞ。
というわけで休憩がてらブログでおすすめしたいのがその11月発売号のニューカマーのコーナーでも取り上げているズットズレテルズ。閃光ライオットでも話題を集めた10代のファンクバンド。こいつらのセンスが異常。洋楽直系だけど90年代みたいにサンプリング的に吸収するのではなく東京の子供たちなりのストリートな肉体性で自然にプレイ。耳から脳を通さずに感覚を経由して腕から音を繰り出すような極端なショートカットを繰り返し、次々と生まれるイケてるフレーズが適当な感じで有機的なグルーブをつむぐ。もちろんメッセージなんて皆無。だからこそ誰より目立っちまう。
し か も
もう解散しているらしい。なのに今週CDが発売。タイトルは「第一集」。マイスペはなんとなくじわじわ更新されていってる。
要するに何やら正体不明の未確認飛行物体のようなバンドだ。しかし、ここには確実に全く新しいセンスと特殊な技術を持った音楽的な司令塔がいる。したたかな知能犯なのか単なる遊びの天才なのかわからないが確実にいる。やはりベースのヒゲメガネ君あたりが怪しいが他にもいるのかも。実体不明でインタビューができないのでその辺がよくわからない。
とにかく、ここかこの周辺から近いうちにとんでもなく面白いことが起こるに違いないので聴いてみて。(古河)