トム・オデールをフジロックで観る 2016.07.23 14:00 山崎洋一郎の「総編集長日記」 英米では大きな成功を収めているが、日本での知名度はまだまだ。でもステージの演出もメンバー構成も、もちろん本人のパフォーマンスもいっさい手加減なしだった。ダイナミックなアレンジと分厚いサウンド・プロダクションになったセカンド『ロング・クラウド』がどう鳴るのか、に注目していたが、誠実で全力投球のライブ・パフォーマンスと合っていて、圧倒された。昨日のジェイク・バグもそうだけど、デビューしてからサウンドの方向性を模索するのは昔からU.K.アーティストの業のようなものである。そういう意味でもこれからが楽しみだ。